産業別GDP 

 下記は日本の産業別GDPの構成比の推移を表したもの。 




さて、このグラフからどんな意味合いが導けるか?

■現象把握
このグラフで見て取れることは、

①増加率が最も大きいのはサービス業。
②一方、低下率が最も大きいのは、建設業。
③最大の構成比は、製造業→サービス業へ。

■そこから何が言える?
・経済の成熟化
製造業が低下し、サービス業が伸びている、ということは、価値がモノそのものから、そのモノで何をするのか?ということへシフトしていること、が読み取れる(フツーのことだけど)。

・経済の先行きが怪しい(と思われている)
建物への投資は、かなり大きい。よほど先行きに自信がなければビル、家、を新たに建設することはないだろう。建設業の落ち込みは、経済の成熟が今後も続くと思われている、ことを表わしているのではないか。

・今後のGDP増加はサービス業次第。特にIT?
サービス業増加の牽引役は(おそらく)情報通信だろう。だとすると、実質のところ、この10年ちょいのGDPの増加は、このIT産業によってもたらされていた。これからGDPを伸ばしたい、と考えた場合まず構成比の大きいところから着手するのがまず自然。昔はそれが製造業だった。しかしこれからはサービス業、IT産業に取って代わった。政府としても(GDPを伸ばそうと思うならば)、サービス業、ITへの投資、優遇を加速するべきだろう。



う~ん、なんかフツーっぽいな。。
by km_g | 2011-12-06 20:51 | 転職