日本の労働時間

 長い日本の労働時間は何が原因かという面白い記事が出ていた。



いつもは労働時間だけを比較して、日本が長いとか短いとか論じるのが多い中、アウトプットであるGDPを分子に持ってきているところがさすがといえばさすがというところ。主張としては、残業が多いのはそれを推奨する無意味な労働環境だ、という感じ。まったくその通りという感じだが、やはり当人のステージにいるのか、どのレンジでバランスするのか、というところがちょっと誤解を生むのかなという感じがする(もちろん出口さんは、混乱をさけるためにあえて書いていないと思うが)。

例えば、20代前半の人とかは、スキルや経験をどんどんつけていかなければいけないステージだと思う。だとすれば、仕事の時間は多めになる、するべきだと思う。若いのでGDPにはすぐには繋がらないが、数年後に大きなアウトプットを生むはず。一日単位でインプットとアウトプットを考えて良いのは成熟した大人ステージのみに適応できるのではないか。

また、コンサルなどのようにプロフェッショナルも似たようなもの。数ヶ月単位で、猛烈に働く時期とがっつり休む時期をわけている。一日単位ではなく。

もちろん、無意味な残業が良くないというのはもちろん同意で、効率的に働くべきというのはまったく賛成。
by km_g | 2013-10-01 08:58 | 日常