あるベンチャーキャピタリストの話

投資先選定の時、いろいろ分析するけど結局わからない。良いところも悪いところも同じくらいある時がある。その時は、観察力と大局を見ることが重要。観察力は人間観察のこと。Human
understanding
。ここで大局を見るとは、未来を考えること。大きな時代、社会の流れは一企業の少々のミスをかき消すくらいの力がある。ここを間違えるとどんなに間違っても失敗する。逆にここを抑えるとなんとかなる。

最先端はデータがない。ここは想像する、考えるしかない。しかし、構造からある程度予測できるはず。やはり考えることは重要。調査会社の調査資料は案外テキトー。危険。自分で考える。深く考える。

成功する起業家を判断する力は、ポイントは起業家・経営者にたくさん会うこと。これで
なんとなく自分で分かってくる。行動が重要。投資先の経営者からたくさん学んだ。起業家と合った時、または自分が起業するとき、問うべき問いは、

どんな起業家になりたいか?
どんな事業をしたいのか?
どんな会社にしたいのか?

ベンチャー投資を組織の中で実行するのは難しい。個人の独創性と組織の合理性はなかなか融合しにくい。

新規事業を行う上で日本ケイレツは実はとても良いシステム。新ビジネスを行う時に最初の重要なステップは、まだ完全じゃない製品をお金を出して買ってくれるお客に合うこと。ここからフィードバックをもらったり販売システムの基礎を築く。しかし、この顧客に出会うのが難しい。失敗するビジネスの典型は、このフィードバックをくれる顧客に会ってフィードバック、製品の改善、仮説の再構築を行う不完全な状態で一気に投資して、拡大し、人材を採用して、結果顧客が思ったほどいなかった、売れなかった、資金が一気に燃え尽きた、という事例。この失敗をヘッジしてくれるのがこのリスクをとる顧客。

ケイレツは、そのリスクをとってくれる顧客が自社グループがいること。ここにとりあえず販売しフィードバックをもらうことで精度の高い仮説が構築でき成功する確率アップに重要だった。しかし、現在の日本はケイレツの悪い部分だけが取り出さられ崩壊しつつ。米国のシリコンバレーのVCは、実はこのケイレツのモデルを採用し大きな復活を遂げた。

http://www.worldlingo.com/ma/enwiki/ja/Keiretsu
by km_g | 2011-02-13 13:28 | ファイナンス