VCになって思うこと

ベンチャーキャピタリストになって2週間がたった。実際に中に入ってみて感じたことをメモがてら残しておこう。

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ネットワーク命
少なくとも初期のVCにとって、よい起業家、企業をいかに見つけるか、リーチできるか。これがほぼすべてと言って過言ではない。そのためにネットワークに入る、作ることが必要になる。VC同士のネットワークだ。おそらく50人もいないのではないだろうか。
ある企業が10億円ほしいとして、特定のVC単独で全額ということはあまりない。その場合自分は5億円で残り5億円をどこかほかのVCに参加ほしいとして、声をかける。ここで声をかけてもらえるかだ。

ハンズオンしているところはほぼない
VCになる前はVCはハンズオンしてなんぼ、と思っていた。しかし、ハンズオンをやってるところは思ったほど少ない。だからダメだというわけではなくそれほどハンズオンが求められていない印象(できない、期待されてないというのが実態だろうか)。実際にハンズオンしてるのは、シード期に最初に入ったVCなりインキュベーターあたりのみ。シリーズA以降のVCはほとんどハンズオンしていない。理由は、やるとしても初期のVCが率先して行っているし、でかいVCは抱えている案件が多くてできない。


最新情報に触れられるのは面白い
面談でもちろんすべてではないが、けっこういろいろ話してくれる。それが面白いし勉強になる。いけないことだが、投資的にきびしいかな、と思ってもとりあえず連絡してみていろいろ情報収集してもいいかもしれない。例えば人工知能のように、なんか面白そうだけど普通のVCはよく分からない、という分野があったとき、小さい額をばらまいて情報収集しそれから良さげなところに思いっきり投資する、というのはいいかもしれない。


資本政策はやはり重要
最近良い企業なのに株価が高すぎて見送ったケースがあった。その株価は前のラウンドで投資したVCが決めた価格だった。それが高すぎた。そのためIPOしても大したリターンが望める可能性は低く見送った。
起業家にとって高い株価で評価されるのは良いことに思うかもしれない。シェアも維持できるす。しかし、このようにあらたな資金ニーズがあった場合に障害になってしまう。
また、よくわからない投資家に投資してもらうのも良くない。VCが投資検討するとき当然既存の株主リストを見る。そこに変な?名前があると躊躇してしまう。EXIT時の障害になってしまうからだ。低い株価でもいいから投資してくれると言われても素性がよくわからない投資家は避けたほうが無難。






by km_g | 2015-08-15 14:39 | VC