定量分析の時の注意点

最近、データ解析なり定量分析で回帰分析をする時に、直線でも二次曲線でもうまくフィッティングできてしまうんだけど、どうしたらいいだろう。って質問を受けた。

確かに、よくあることだと思う。ポイントは分析の目的と仮説だな。と。ありがちだけども。

直線なのか2次曲線なのか、ではなくてまずは、なぜそのデータを取得したのか、が大事。おそらく、その前提にはたぶんこんな感じのデータになるんだろうなぁっていう仮説があるべき。だからその仮説を検証すれば良いだけ。線形の関係にあると思ったら2次曲線っぽくても直線で回帰分析すべきだし、逓増傾向だと思っていたなら2次曲線なりで回帰分析すべき。それをデータを取得してから迷うってのは、仮説がなかったっていうこと。まずは仮説作り。でもけっこう難しい。ビジネススクール行ってた時も、売上推移があったらとりあえず線グラフにしてみたり、財務諸表があったらとりあえず利益率比較してみたり。。。けっこうやってしまう。ビジネススクールでは、データがあるから、間違ってグラフ化してもあまり時間ロスにならない。けど現実ではデータ集めがけっこう時間がかかるので、この「とりあえず分析」をやってしまうと結構痛い。仮説が大事っていうけど実践は難しい。

仮説をしっかり考えて分析しても、たいてい仮説通りにはならない。直線傾向だと思ってもどう見ても2次曲線っぽいデータが出たり、単調増加になると思っていたのに、無相関だったり。この仮説とのズレが発生したら、ここで初めて、どんな傾向なんだろうって、いろいろな曲線で解析する。これは直線ではなくて2次曲線がよくあうな。とか。

ここで大事なのはやはり仮説を持つこと。俺的には仮説っていうよりモデルっていう方がしっくりくるかな。2次曲線が単純に合いそう、ではなくて、おそらく顧客が増えるほど、その顧客がマーケをしてくれる効果が現れるから、線形ではなくて、2次増加の効果がありそうだな、とか。ここがないと、数字あそびになって、聞いてる人は「で?」となってしまう。

あと、ズレの解釈ってとっても大事だな。よくビジネススクールでは規模の経済が出てくるけどたいてい規模が小さいのに利益率が大きい企業があったりする。逆も。この時、規模の経済がないっていうのか、ズレ点が異なるビジネスモデル、コスト構造なので、類似のビジネスモデルを持つ企業群で見ると規模の経済が効く、とか。ズレにもう一歩突っ込んで考えると面白いことがわかることが多い。


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定量分析をやるときは、分析の目的、仮説(仮の答え)、検証、解釈、が大事。


意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法 (戦略ブレーンBOOKS)

後 正武 / ダイヤモンド社


by km_g | 2013-01-28 13:41 | 日常

英語の作文の練習ってなかなか機会がない。書くだけならできるけど、それが正しいのかどうか、がわからない。ヒアリングはTEDでも聞けばいいし、読むのはニュースを読めばいいし、話すのは、ラングリッチレアジョブをやればいい。けど、「書く」はなかなか機会がない。

そこで、英語添削できるサイトを探してたら、あった。英作文のフルーツフルイングリッシュというところで、一回で200文字くらいの日本語の英訳を500円で添削してもらえる。添削も遅くても二日以内には返ってくる。

↓こんなかんじで。


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英作文のフルーツフルイングリッシュ

アルクで似たような文章を探しながら書けばけっこう書ける。スピーキングも同時にできるようになってきた。

もう少し安くして欲しいけど、コストのことを想像するとしょうが無いかなって感じもする。価格はいいとして、もう少し自分の英語スキルがどの程度向上してるかってところがわかりやすくなればなおいいかな。今まで、どのくらいの種類の単語を書いたのか、とか。


数えてみると今まで100回くらいこなした。ってことは・・・5万円も使ったのか。けど英語のメール対応もビビらずにできるようになったし、一年で5万ならいいかな。
by km_g | 2013-01-28 00:39 | 日常

 人生初めての英語のプレゼンをやった。しかも100人くらすで。点数としては50点。一ヶ月前に突然上司にムチャぶりをされた割にはなんとかできたかな。。

ただやっぱり自信はついた。自分の英語が通じることもわかったし、なんとかコミュニケーションもとれることもわかった。

今後の課題としては、ヒアリングと単語力。ここを頑張らないとな。けど、前に書いたけど健全なムチャぶりはやっぱり成長するな。あと目の前の機会はとりあえずつかむ。2013年の目標だな。



ところで会場はシカゴだった。気温はマイナス10度という過酷な状況だった。

名物のピザ。入った店がまずかったらしく、あんまり美味しくなかった。。UNOという店はうまいらしい。
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もう一つの名物スペアリプ。ガイドブックに載ってた店だけどまぁ普通かなって感じ。
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電車は色で呼ぶらしい。
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街は東京より都会。でっかいビルだらけ。
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by km_g | 2013-01-23 00:54 | 日常

EBITDA倍率とPER

 PERは20倍程度が普通とされている。下記はここ10数年の上場企業の平均PERの推移である(東証データより)。これを見ると最近は20倍程度で落ち着いているのがわかる。

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20倍という数字の理論的意味は、配当割引モデルを考えると、

PER = 1 / (rE - g)

分母の(rE -g )の部分が5%ということである。つまり、利益の成長率とリスクの差が5%、ということである。これがPER=20倍の意味である。

ところで、PERの他にEBITDA倍率もよく使われる。これは何倍が「普通」だろうか。よく聞くのは7倍くらいか。これの妥当性がよくわからない。PERは、rEとgを考えれば妥当性を評価できる。しかし、EBITDA倍率が7倍とはどう考えればよいのか。

EVの理論式から地道に計算すればわかるだろうが少しめんどくさいのでPERとの関係からこれを考えてみる。

EV / EBITDA = ( E + D ) / EBITDA

= ( 1 + D/E ) / ( 営業利益 + 減価償却費 )
= ( 1 + D/E ) / ( 1 + 減価償却費/営業利益 ) *E/営業利益
= ( 1 + D/E ) / ( 1 + 減価償却費/営業利益 ) *純利益 / 営業利益 * PER

と変形できる。PERとEBITDA倍率をつなぐファクターとしては、

・減価償却費 / 営業利益
・純利益 / 営業利益
・D/E

の3つである。
一つ目の減価償却費 / 営業利益は、業種によって異なるが0.5~1.0くらいか。
二つ目の純利益 / 営業利益については、税率が40%なので、0.5くらいが普通か。
三つ目のD/Eは、0.5~1.0程度か。

この通りだとすると、

EV / EBITDA = ( 1 +0.5~1) / ( 1 + 0.5 ~ 1.0 ) * 0.5 *PER

という感じ。これを計算すると

EB/EBITDA =10~13

という感じになる。

PERが15くらいになると7~10程度となる。
by km_g | 2013-01-23 00:35 | ファイナンス