Sequoia 投資先

 CruchBaseというサイトで米国の著名ベンチャーキャピタルの投資先を見ることができる。

・クラウドベースで分析サービス関連
・ゲノム医療関連

が目立った。中でも個人的に面白そうだったのが、FutureAdvisor
個人投資家向けに投資アドバイスを行うWebサービス。これは多分イケると思う。マネックスとかでこんなサービスをやってたような気がするけど、マネックスの会員でないと無理だし銀行預金とか証券以外の資産は入らない。為替とか、株のチャートとか、バリュエーションとかいろいろできそうだな。うん、面白い。


しかし、こうやって見るとさすがに一個あたりの額がでかいなぁ~、米国は

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by km_g | 2013-03-28 01:30 | 起業

初 倉本由香利さん

 先日、HBRのセミナーに行ってきて、、目的だった倉本由香利さんに初めてお会いできた。この人を知った経緯は、このブログを見るようになってから。
日本の製造業を強くするためにマッキンゼーで頑張っている人。この動画の34秒あたりに出てくる女の人。

セミナーの内容は、グローバル人材ってこういう人材です、こうやってなりましょう、という感じ。MBAのクラスでやった内容とさほど代わり映えしないかな。

・グローバル化は3つのステップがある(販売のグローバル化、生産のグローバル化、組織のグローバル化)
・今重要になってきているのは組織のグローバル化
・ただ留学してはだめ。責任ある仕事、金を稼ぐ、とことん議論、などもう一歩進むことが大事
などなど・・・

ところで、この留職ってシステムはいいな。やりたいな。これはどういったサービスかというと、企業に勤めている人材をこのNPOが提携している新興国に派遣して一つプロジェクトを経験してもらって、グローバル人材に育てるというシステム。本人、企業、新興国の三方よしのシステム。機会があればやってみたい。

で、肝心の倉本さん。グローバル人材についてもプレゼンは時間が短くてあまり聞けなかったが、グローバル人材にならないと食えなくなる時代がくる、近い未来G7の合計GDPはBRICSなどの新興国の合計GDPに逆転される。すなわち入れ替わる(だから新興国がこれからは大事)という内容。スライドはいかにもコンサルという感じだったが、話し方、人柄はいたっていい意味で普通の人だった。近くに座っていたけど、プレゼンの最中、もじもじしたりなんか落ち着かない感じでちょっとかわいかった。いろんなコンサルの人を見てきたけど、この倉本さんといい、優秀なコンサルの人ってなんか普通っぽさをもってる感じがする。言いたいことは3つ~とかはあんまり言わない。聞き手に緊張させないというか、ロジカルっぽさを出さないというか。

一緒に仕事ができたらいいな



by km_g | 2013-03-25 00:23 | 日常

最近南場さんに会ったついでと、株を持っているので、ソーシャルゲームのバリュエーションをしてみた。最近の株価の推移をみてみると、DeNA、グリーは最近の株高の中で値を下げている。

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こういう大きく下落した株は気になるところ。マルチプルベースだが、グリー、DeNAともに割安ではないかと思う。PERが10倍前後と、メーカー並だ。そしてEBITDA倍率からみても割安感がある。Zyngaがこけたことが響いているのだろうか。グリーが下方修正したことがげんいんだろうか。

DeNAの最近の戦略を見ると、Zyngaのようにゲームだけに留まるつもりは無いようである。ECサイト(Amazon、楽天がいない食料品セグメントに注力するようだ)、音楽サービスを含めた総合モバイルサービス企業になるつもりなようだ。例えばソーシャルゲームがZyngaのように失敗したとしても、成長は鈍化しないように思う。たぶんこの2社の株はまた戻るように思う。


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by km_g | 2013-03-12 00:31 | ファイナンス

初 南場さん

 やっと初南場さんに会えた。ブログや記事などでなんとなく人柄は想像できていたけど想像以上に素晴らしい人だった。一番印象的だったのが、高校生、大学生の質問にホントに真剣に答えていたこと。ステージの上から質問者の近く、前まで言って、その人の目線でわかりやすく、真剣に答えていた。かっこよかったな。

以下はメモ
■マッキンゼーで会社を辞めると決めて初めて自分、ライバルではなく顧客・プロジェクトに向き合えた。そこから一気に仕事ができるようになった。

■今後はプロジェクトベースに

今後は目的単位でのプロジェクトベースの仕事になっていく。(理由は言ってなかったけどおそらく環境の変化が速くなり固定化した組織、チームでは負けてしまうから)。そうなれば専門性が重要となる。この辺はワーク・シフトに書いてあった内容と同じだ。特定領域で世界で誰よりも詳しいと言える分野を作ること。そしてもおう一つ大事なことはフラグを立てること。つまり発信するということ。

■問題が国境をまたがって解決されていく。世界でうねりを作り出せる人材に
■成長は初速が大事。最初の会社は結構重要
■当事者意識を持って、ストレッチさせた仕事が成功したときに大きく成長できる




 これからの仕事の仕方、どんな人材が必要になるのか、コンサルト事業リーダーの違い、DeNAに復帰してやりたい事、いろいろ話が聞けたけど、あの人柄を間近で感じれれた事が一番の収穫だった。

 
by km_g | 2013-03-09 14:42 | 日常

 サムスンが経営再建中のシャープと資本提携するとのニュースが入ってきた。

ロイターによると

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シャープ(6753.T: 株価, ニュース, レポート)は6日、韓国サムスン電子(005930.KS: 株価, 企業情報, レポート)に対し、約103億円の第三者割当増資を実施することを決めた。シャープが関東財務局に提出した有価証券届出書で明らかになった。発行価格は1株290円。

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とのことだ。これを受けて、シャープの株価は前日終値299円から341円に高騰した。14%の増加だ。時価総額も3410億円から3890億円にまで回復した。サムスンが投資したのはたった103億円なのに企業価値は400億円も増加した。

これをファイナンス的にちょっと整理してみる。


第三者割り当て増資がされると何が起こるかというと、取得株価によって変わる。もし、増資前の株価より安く価格で株を発行した場合は、希薄化が起こり株価が低下する。増資前の株価より高い価格の場合は逆に株価は上がる。それら変化の度合いは、価格のギャップと増資の規模による。今回は、前日終値299円に対して、Samsungは291円で増資するようだ。つまり若干の希薄化が発生するはずだ。

しかし、これらはBSの右側つまり事業への影響を無視した場合である。増資によって事業価値自体が変化する場合は上の計算にその効果を加えて考えないといけない。今回のその「効果」はどのくらいだろうか。

これは今日の株価を見ると推測できる。今日の終値は341円だった。増資株価より高い。市場は今回の増資によってプラスの効果を期待しているようだ。この効果を含めた増資の前後での株価の関係は以下の通り。


増資発表前株価(299円)*発行済み株式数 + 増資額 + 増資効果

= 増資発表後市場株価(341円) *(発行済株式数 + 増資株式数 )

これから効果が算出できる。計算すると増資効果は497億円となった。市場は今回の増資によって497億円程度の価値創造が期待されてると見ているようだ。

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では、この効果はどこからくるのか。


■事業的効果
シナジーはコストシナジーと売上シナジーに分けられる。コストシナジーはあるのか。R&D、サプライチェーン、など統合するのだろうか。記事を見ていると、液晶パネルの安定供給が提携の中身だと書いてあった。これは、「安定」というところが重要に思う。液晶パネル生産は大きな固定費を必要とする。供給が不安定の場合は二つのデメリットがある。需要が予測より大きかった場合機械損失が発生し、予測より需要が少なかった場合固定費が無駄に発生してしまう。「安定」供給によってこれらデメリットが回避される。

下の図でいうところの、「余剰生産能力の除去」にあたるか。
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■財務的効果
もう一つは、財務的効果だ。増資によって期待される財務的効果は最適資本構成だ。シャープは、自己資本率が10%以下と
倒産リスクが小さくない状況だった。これが増資によって回避される効果だ。しかし、これはほとんどないだろう。シャープの総資産は2兆円程度で、自己資本が2000億円程度だ。今回の100億円程度の増資ではまだまだ不足だと思われる。

つまり、液晶パネルの売上を最大化したいが、倒産が怖くて思い切った投資、生産ができないことで発生していた機械損失が解決される、ことが効果だろうと思われる。
by km_g | 2013-03-06 18:34 | ファイナンス