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たまたま下記の動画を見た。イー・アクセス創業者の我らが千本さん。もう70歳超え。

・ベンチャーは0.5歩先を見ることが大事
・一流にふれる
などなど。他に大事なことをたくさん言ってる。なんども見返したいところ。



その中で、0.5歩先を見るとというのが最近大事だなとよく思う。
大きな流れにのるということ。最近で言えば、AI、ビッグデータ、IoTあたりか。正しい流れかはさておき、この流れに乗っているところとそうでないところの勢いには大きな差がやはりある。資金調達、採用、顧客獲得。いろいろ有利。

この流れの源泉は、「なぜこの事業をいまやるのか」という何かしらの時間的意味あいがその事業にあるかどうか、だと思う。解決する問題、技術などの解決方法、のどちらかが時流をとらえているかどうか。

しかし、先を読みすぎても、息切れつまり資金が続かず死んでしまう。今でいうと、量子コンピュータや汎用AI、完全自動運転あたりだろうか。良いタイミングを読むというのはとっても難しいが、この事業は先をいっているのだろうか、何歩先をいってるだろうか、をよく考えていかないといけない。

2019年の時点で、どんな事業が「0.5歩先」だろうか。

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去年発表されたガートナーのテクノロジーのハイプ・サイクル。





by km_g | 2019-01-14 20:40

ベンチャーの資金調達



ベンチャーで重要なのはなんと言っても資金調達。当然ながらベンチャー(ベンチャーに限らず)の直接の死因は資金ショート。資金繰りが悪くなると精神的な負担にもなるし、事業に集中できなくなる。

  • 資金調達は時間がかかる 最低3ヶ月は見ておく
VCや銀行といろいろ交渉しなければならなかったり、なれない契約書と格闘したりで、平気で3ヶ月くらいかかってしまう。
いかに資金調達をすっきり終わらせるか、そして戦略的に資金調達を行えるか(株主の選択など)どうかで、当初は同じ事業計画でも数年後には大きな差が開いていることも。デット、助成金、エクイティなどいろいろあるが、最低でも資金ショートの月の3ヶ月前にはアポ取りをしていないと厳しいと思う。

  • どのくらいの金額を集めるか
多いほどいい気もするが、経営陣や既存投資家のシェアがダイリューションしてしまうので、そことのバランスがポイント。次のマイルストーンを設定しおおよそ1.5年くらいもつ金額を調達するのが相場だと思われる。マイルストーンは、次回の資金調達で投資家を回ったときに、「●●ができた」「パートナーと提携した」など、わかりやすく説明できる内容がベスト。逆に「●●が改善された」「●●の開発が完了した」などはちょっとマイルストーンとしては不向きで、前回と何が変わったの?と思われてバリエーションが希望通りあげられる苦労することもある。なので、対外的に言いやすい、示しやすいマイルストーンを設定してそこまでいける金額を集めることが重要。


  • 全体金額をどう集めるか
どのくらいの金額を集めるかを決めたならば、次はどのような構成で集めるか。一社から集めるか、複数社から集めるか。を決める。あまり多くの投資家でのラウンドは契約書をまとめるのが大変になるので、多くても5社くらいがギリギリだと思う。投資家が多くなる場合は、リードVCを見つけてそこと交渉をまずまとめて、他の投資家はある程度できあった条件で、これでのるかどうか、と交渉すると交渉しやすい。名のある投資家がリードとなっていると、あそこがリードだったらということでまとまる可能性も高まる(リードVCとは、そのラウンドの一番の金額の出し手のことを指すことが一般的。)
3億円くらいであれば、1.5~2.0億円のリードとVCと5000万円が2~3社というのがよく見る光景。
金額以外に、戦略的にあそこの投資家にはぜひ入ってもらいたいというのはある。医療機器に強い、金融に強い、顧客になる、など。そういうところは金額や条件はある程度あまくして、積極的に入ってもらう工夫も重要。


  • 準備しておくこと
投資家に会うときに必要な情報は下記。まとめてzipにしてポンと渡してしまえば楽。
 ・事業計画書
 ・収益計画(最低5年分、向こう2年分くらいは月次であると助かる)
    ・資本政策(創業時からの資本政策表。時期、株式の種類、株価、譲渡、ストックオプションなど)
    ・株主リスト(全株主の簡単な経歴も。ストックオプションも)
    ・定款、登記簿謄本
    ・経営陣の経歴(取締役は全員、キーマンの方もできれば)
    ・過去の決算書
    ・重要な契約書(共同開発契約、創業者間株主間契約、投資契約、株主間契約書など)
    ・特許リスト(出願/権利化、国、明細書)
    ・競合情報(隠さず全部)
    ・借入金の情報(借入先、金額、金利・返済スケジュールなど)
    ・組織図、従業員数
    
  • 最悪の場合はどうするか
最悪どこのVCも乗ってこない、というのも十分ありうる。その場合はどうするか。
 ・遅らせられる費用は支払いを待ってもらう 給料もまってもらうことも リストラも
 ・経営陣からの一時的な借り入れ(しばらく返ってこない可能性あるので注意)
 ・既存投資家からのつなぎファイナンス(コンバーティブルボンドが有効)
 ・資金調達の希望額を小さくして、株価を下げて(条件を緩和して)、少しでも事業進捗させて再度資金調達
 ・(基本的に諦めない)
 
最悪の場合に頼りになるのは、やはり既存投資家。追加投資や新しい投資家の説得を手伝ってくれるか、などあまり頼りにし過ぎるのは良くないか。新しい投資家を迎え入れるか検討する時も、この投資家は自社が窮地に立たされたときにどんな協力をしてくれそうか、は考えながら判断するとよい。



  • 参考図書
契約書のあたりは下記を読んでおけば大丈夫

起業のファイナンス 増補改訂版
日本実業出版社 (2015-07-17)
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起業のエクイティ・ファイナンス
ダイヤモンド社 (2014-07-22)
売り上げランキング: 26,990





by km_g | 2019-01-14 20:08 | VC




追加していく。





by km_g | 2019-01-03 11:20 | VC